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科目別勉強「体験」―― 一般知識
1.成績動向
国2は運がよかったんだと思います。国1では、知能ができない分、もう少し取らなくてはいけなかったんですが…。残念です。 2.使用教材
3.勉強経過 11〜1月―― 手付かず。一般知識に関しては1月終えるまで、全く手をつけていませんでした。それは「知識は追い込みで勝負」と聞いて、それを実践したからでした。 2月―― 教養予想答錬受講、LEC模試受講。 2月に入って、最初に模試を受けました。当然のことながら点を取ることができませんでした。 「どうやって知識の勉強をしよう」と思っていたのでが、友人の勧めでWセミナーの「教養予想答錬」という講座を受講しました。値段も約2万円と、手が出せないほどの金額ではなかったので受講を決めました。 この答錬、2時間で40問問題を、試験形式のような形で解き、その後に解説があるというものでしたが、解説のあるのは知能だけで、知識はありませんでした。 しかし、解答解説書がなかなか詳しく書いてあったので、知識に関しては説明不要といった感じでした。 答練中は午前中が完全につぶれてしまうので、この時には復習はそれほどしませんでした。午前が教養でつぶれてしまう分、午後は専門科目だけに当てていました。 答練期間終了後、まず教養の初めとして、答練の復習から入りました。 この時期主にやったのは時事問題、社会科学(政治経済社会)問題。これらの科目は、専門科目のうち政治学、行政学、国際関係、労働経済・社会保障、社会学、憲法、経済事情などとも絡むので、まずやろうと考えました。具体的な方法としては、解答解説にマーカーを引きながら、じっくりと読み込んでいきました。解説が詳しかったので、特に他の参考書等は利用しませんでした。 3月―― 模試の復習、それに付随しての『スー過去』『GUTS』 3月以降は、集めた模試問題と答練復習を主にしました。時事の問題は、過去問を学習しても解けるわけではなく、模試と答練をメインにしました。 時事以外の科目のうち、人文系の科目は、模試や答練の復習だけだとぶつ切りの知識になってしまうので、ある単元、例えば日本史の江戸時代についての問題を模試でやったら、『スーパー過去問ゼミ』や『GUTS』で似たような問題を探して解いていきました。 自然科学系科目は、基本的に苦手な分野なので、本番では自信があるものだけ選択する方向で考えて、得意な分野と、最頻出分野のみ勉強しました。最頻出分野は人文科学と同じく『スー過去』で周辺問題を解いていきました。 4月―― 最終方針の決定、実務教育「白書・時事講座」受講 4月に入ると、一般知識全体としての点の取り方を考えるようになりました。 大きく「人文科学」「自然科学」「社会科学」に分けて、それぞれについて自分のこれまでの成果、これからの勉強方法について考えました。 まず人文科学(日本史、世界史、地理、思想、文学・芸術)。筆者はこの分野のうち、日本史、世界史、思想が得意なつもりでいたのですが、模試の結果などから判断して前2者は得意でないことが判明しました。 そこで、範囲が狭く問題が簡単な思想で点を確実に取れることにして、日本史、世界史、地理の3科目は専門科目と重複する部分のみ、勉強することにしました。思想で2問選択し、後は人文全体で2問か3問といった点の取り方をしようと考えました。文学・芸術に関しては、専門試験と重複する部分がまったくなかったので、今後勉強しないことに決めました。 次に自然科学(物理、化学、生物、地学)。この内、好きな地学は普通に勉強するとして、他の科目は分野ごとに強弱をつけ、また頻出問題や時事関係(ダイオキシン、原子力)といったホットイシューに絞って勉強しました。ここでは地学2問をメインとして、後は解けそうな問題を解くという方向で決めました。 最後に社会科学。この科目は4月に入るころには得意分野になっていました。使用してきた教材は答練と模試だけでしたが、ひたすら繰り返し解いている内に、ある種パターンのようなものを見つけたような気がします。「頻出事項は以外に少ない」と感じました。 なので、社会科学は全体に力を入れることにしました。「全体に力」といっても、模試と答練をやるだけだったので、範囲は膨大なものではありません。社会科学については10問全問選択、全問正解を目指しました。 これらをまとめると、一般知識対策としては以下のようなものになりました。 <教養では20点満点中、社会科学で8〜9点、思想で2点、地学で2点。ここまでで、12〜3点取れる計算になります。そして残り3〜4点を他の科目で取っていく。> 「取らぬ狸の皮算用」的計画ではありましたが、「全体を満遍なく取らなくては」という発想から、自分にできそうな発想に転換したのは、よかったと思います。 そして、この計画に知能を加えて、「何とか知能で13〜4点(5割)で合計30点」という事を考えていましたが、知能に関しては皮算用が過ぎたようでした。 4月には実務教育出版の「時事白書対策講座」を受講しましたが、大体はこれまでの勉強で身に着けていたことだったので、劇的にはプラスに働きませんでした。しかし、模試答練復習では、時事のまとまった本がなく確認に困りましたが、この講座で配られたレジュメはその点では役立ちました。 4月以降―― 模試、答練の復習。ときどき『GUTS』 4月以降も模試、答練の復習を繰り返しました。このころ『光速マスター』シリーズ、『速攻の時事』を買い、傍らにおいて勉強していました。 方法としては、ドリル的にひたすら解くというもの。4月はまだ1問1問解いていましたが、5月に入ると模試、答練1回分をひとまとめにして解きました。そして間違えたところは『光速マスター』に戻ったり、『速攻の時事』にマーカーを引いたりしました。模試では『速攻の時事』よりちょっと細かい所が問われたりしたので、その部分については『速攻〜』に書き込んでいきました。書き込んだことで超直前期にまとめてみることができたので、よかったです。 4.科目別体験 以下は各科目について、どんな所を、どんな風に勉強したかについて書いていきます。4-1.自然科学 地学以外は、最近話題になっている分野のみ勉強しました。そのため、参考にした文献は教養書的なものが多いです。教養書は楽しく勉強できますし。 物理 物理は単元を絞りました。筆者はその昔、アインシュタイン並びに相対性理論にはまっていたことがあり、その部分と、最近騒がしい原子力の部分だけは解けるようにしました。 具体的な方法は、アインシュタイン・ニュートン関連は今までの知識でなんとかするとして、原子力に関しては模試と答練の復習をしました。そして、参考するものとして『現代用語の基礎知識』を見ていきました。この手のホットイシューの場合、下手な参考書よりも、一般教養書の方がわかり易く、面白く書かれていることが多いです。『現代用語の基礎知識』だけで物足りないときは、本屋で『イミダス』や『知恵蔵』を見たり、「誰でもわかる」系の本を、時間があるときに限り軽く読んだりもしました。 化学 化学は単元を絞ったというより、捨て科目でした。最初は化学物質のホットイシューだけでも学ぼうと思ったのですが、名前がややこしくとても覚えられませんでした。 試験直前まで暗記しようとしましたが、完全に無理でした。程度としては本当に「うろ覚え」の状態でした。 生物 生物はダイオキシン、環境ホルモン、クローン関連を中心に勉強しました。方法はやはり模試と答練です。そして『現代用語の基礎知識』も参照しました。 生物に関しては、他にホットイシューとして、DNA、細胞組織などもありましたが、RNAだのミトコンドリアだのは、いまいち筆者には理解できませんでした。どうやら筆者は、細かい言葉(特にカタカナ語)を覚えるのは苦手なようです。 地学 地学は得意分野だったので、満点取る方向で勉強しました。やはり主に模試と答練で勉強したのですが、解説には高校時代使った参考書を用いました(『チャート式』というもの)。なんだか、公務員試験用の地学解説は大分大まかなことしか書いていないという印象をもちました。「そんな説明ではこの次間違ってしまうかも」と思ったので、高校時代の参考書を用いようと思いました。 おそらくこれは、地学がある程度得意だったから故に出た発想だと思います。 4-2.人文科学 人文科学はホットイシューといったものが無い代わりに、専門試験とかぶる所があり、そこを中心に勉強しました。 日本史 日本史は、国1試験までは明治以降の政治外交史を勉強しました。大体が専門とかぶるので、模試答練以外には特別な対策はしませんでした。 印象的なのは国2試験です。国2直前になって、少し焦っていた筆者は、日本史の点をなんとか増やそうと画策し、『GUTS』の中で、国2頻出分野である江戸時代を1週間で2回繰り返して暗記しました。そしたらなんと、勉強したところが本番でそのままでました。これは運がよかったです。やはり、超のつくほど頻出の部分はやっておくべきだなと思います。 世界史 ほとんど捨て科目でした。ただ、国際関係や政治学で重なる部分がある、第1次大戦から第2次大戦の戦間期、それ以降の国際情勢の部分は勉強しました。方法は模試答練の復習。戦間期以外の部分は一応解き、解説を一応見て、教科書をさらっと見て、「なんとなく理解」に努めました。完全理解の領域までいくには時間がかかり、絞ったことにはならないからです。 地理 範囲を大分絞って勉強しました。 地理は苦手でした。農産物や気候、鉱産物などと覚えようとするのですが、全く頭に入ってきませんでした。 そのため、勉強する範囲を、政治学、国際関係で出てくる、中東、旧ソ連邦諸国などに絞りました。この辺の歴史的事情がわかると、各国の差別化ができるようになります。例えば、勉強当初はレバノン・シリア・ヨルダンなどの区別をつけるのが非常に大変でしたが、国際関係で『国際情勢はやわかり』を見て勉強すると、区別がつけられるようになりました。 模試と答練の復習を中心に勉強したが、それ以上の事はしませんでした。最後のころになっても、農産物の生産量ベスト5などは、うろ覚えのままだったと思います。 思想 満点を取とうと思った科目です。 思想は基本的に範囲が非常に狭いです。また、各思想家のキーワードを知っていれば、大抵の問題は解くことができます。たまに「フランス革命期の思想」などというマイナーな問題に苦労しますが、大体はオーソドックスな問題です。 筆者はこの科目を模試と答練、そして『倫理用語集』(山川出版社)、『光速マスター』で勉強しました。このうち『倫理用語集』は説明が詳しく(長く)て、理解の助けになります。また、『倫理用語集』は最近の思想には触れていないので、その点『光速マスター』は役に立ちます。筆者はこれらにプラスして加藤尚武『20世紀の思想』(PHP新書)を読みました。この本は近年の思想家についての記述が豊富です。少々難解な部分もありますが、役に立ちました。 文学・芸術 完全に捨て科目で、新しくは何も勉強しませんでした。 4-3.社会科学 分野は「社会科学」でしたが、感覚としては完全に「時事問題」でした。なので「政治」「経済」「社会」と分けて勉強したという感覚はありません。以下まとめて書きます。 社会科学の勉強は、ひたすら模試・答練の復習の繰り返しでした。性質が「時事」である以上、最新の問題を使わないとどうにもならないと考えました。また、最新以外の部分は専門科目と多分にかぶり、特別に勉強する必要はないと考えていました。 社会科学では「基礎」は学びませんでした。勉強の方法には「基礎を理解して、演習する」という方法があると思うのですが、はっきりいって時事問題の場合、何が基礎かということは検討がつきませんでした。それゆえに、とにかく問題にあたって、問題で吸収していきました。幸い、Wセミナーの答練も、LECの模試も解説が非常に充実していました。その為に、時事用語集などの力を借りることも無く勉強できました。そういった点では、模試・答練に完全に依存していました。 5.一般知識勉強「体験」の感想 一般知識では、早い段階で社会科学に点を取るめどがついたのがよかったと思います。勉強方としては模試・答練を繰り返すという単純なものでしたが、それでも説けるようになって、模試で社会科学10問中7〜8問はコンスタントに取ることができるようになりました。そして、それが、他の知識科目について考えられる余裕を与えてくれたような気がします。 やはり知識のような膨大な範囲のものは、「いかに全体を勉強するか」ということよりも「いかに全体で点を取るか」という事をまず考えた方がいいようです。そうしないと、大海原の前で、立ちすくんでしまうことになりかねません。 また、こうして振り返ってみると、やはり模試の存在の大きさというものを感じざるを得ません。よくよく見ると、模試と心中を図るような勉強法をしたわけですから。 |