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科目別勉強「体験」――経済原論
1.成績動向
苦手意識が強く、必須解答の場合とよっぼど自信があったとき以外は選択しませんでした。 2.使用教材
3.勉強経過 11月――「まったくわからない…」「憲法、数的・判断推理、経済原論をまず最初にやるべき」という言葉を聞き、経済原論を始めました。 最初に取り組んだのが実務教育出版の通信講座。しかし、テキストを読み込んでいくものの、まったくわかりませんでした。通信教育ではワークがついてくるのですが、ワークには手も足もでませんでした。 この時思ったことは、「一通り学習し終えたら展望が見えてくる」ということでした。「今は分からないことが多いが、1冊終えた瞬間に全体が掴めるのでは…」、そう思いテキストをどんどん読み進めていきました。…しかし、自分には「さらっと」も全体像を理解できませんでした。 そして通信で経済を学ぶことを断念しましました。 12月――基本書学習の試み 経済をどう勉強していいのか、さっぱりわかりませんでした。しかし「基礎が足りていないんだぁ」という実感はありました。 通信を断念したあと、最初に基本書を探しました。基礎が詳しく説明されていて、かつ分量が少ないものを探していたのですが、参考書の良し悪しがいまいち分かりませんでした。そして、結局、実務教育出版の『はじめて学ぶミクロ経済学』を買いました。 しかし、これもやりませんでした。読んだのは最初の20ページくらいだったでしょうか。感覚として、通信で学んだ「基本書学習」的な勉強の繰り返しをしているというものがありました。この『はじめて…』では、多少理解したつもりになるのですが、実際問題にあたってみるとダメでした。理論はなんとか理解できるのですが、理論(参考書)の世界と問題演習の世界に、なにか、隔たりのようなものがある感覚がありました。 また、経済というものが非常に先の見えない、膨大なものに見えたことも、勉強の意欲をそぐ原因になったような気がします。 同じく12月――『スーパー過去問ゼミ』導入 基本書学習に行き詰まる中、『スーパー過去問ゼミ』の評判のよいのをインターネットで見て、買ってみました。 『スーパー過去問ゼミ』は、これまでの基本書学習とは違い、問題演習をメインにもってきている問題集でした。とはいっても、必修問題の後に、なかなか詳しい解説がついていました。 後から考えると非常によかった本なのですが、この時、そうは思っていませんでした。必修問題の後ろの解説に、昔の基本書学習の「匂い」を感じてしまった部分があるのと、公式を丸暗記しなければならないのとで、あまりよい印象はもっていませんでした。 1〜4月――模試の時期。『スーパー過去問ゼミ』反復 この期間は、『スーパー過去問ゼミ』に全幅の信頼は置いていないものの、他に自分のわかる参考書・問題集がなかったので、『スーパー〜』を繰り返し解いていました。しかし、全体としてあまりはかどらず、『ミクロ』を2週間と決めていたのを途中で3週間にしたりと、計画を延ばし延ばしやっていました。 問題集のやり方としては、必修問題をまず解いて、8割方わからないのですぐに解説を見ます。そして解説を熟読した後、練習問題に1問ずつあたっていきました。一通りやると苦手分野と得意分野がわかれて、苦手分野のところは何度やっても間違えていました。 この時期の経済学学習はマンネリ化していたと思います。それは、まだこの時期「経済学」を一つのまとまりとして考えて、「経済学は苦手」と大きな枠で捕らえていたことと、得意なもの苦手なものに関わらず、同じように時間をかけて『スーパー過去問ゼミ』全体を繰り返していたことに原因があると思います。 後述しますが、大きく「経済原論」といってもその中にいろんな分野があり、場所によっては非常に簡単に理解できる所もあります。そういった分野は得意分野になり、「得意分野がある」という意識は経済学学習への意欲向上につながります。「得意分野」「不得意分野」という、ある意味「メリハリ」のようなものを捉えず、単純に「経済原論苦手!」と括ってしまうと自分の成果が感じられず、意欲の減退につながると思います。 また、模試で経済原論を選択しなかったのも、勉強のマンネリ化に一役買っていたような気がします。 というのも、筆者の2月から受けた模試は主に国1模試であり、本番で経済原論を選択しない予定だったからです。経済原論の到達レベルを地上・国2に合わせて、模試で緊張感を持った経済原論の勉強をしなかったことが、マンネリにつながったと思います。刺激が足りなかったという訳です。 5月――地上・国2レベル模試受験 5月になってもマンネリ状態は続いていたように思います。「平坦な勉強」とでも表現しましょうか、メリハリのない気分で勉強していました。『スーパー過去問ゼミ』は一向にはかどらず、2回をやっと終えたくらいでした。やはり経済原論に自信はありませんでした。 そんな中、地上・国2レベルの模試で経済原論を選択する機会がありました。 そこでは完璧に自信を持って答えられるわけではありませんでしたが、正解できる問題が多くありました。これは大きな自信になりました。その時、ある種の「メリハリ」が心の中に出来たようにと思います。 しかし、国1試験を1ヶ月後に控え、選択しない予定の経済原論にこれ以上時間をかけられないと思い、それ以上の勉強はほとんどしませんでした。 6月以降――得意分野だけの勉強 国1試験終了後、経済原論の勉強は得意分野と、苦手分野のうちすぐに覚えられそうなものに絞りました。地方上級試験では経済原論を選択しないわけには行きませんでしたが、教養科目に経済以上の遅れが出ているため、そっちに集中しました。 この時期使用したのは『スーパー過去問ゼミ ミクロ経済学』『同 マクロ経済学』でした。勉強の仕方は以前と同様で、必修問題、解説、確認問題の順に1問ずつやりました。得意分野とはいっても、あくまで経済原論の中での話で、全教科から考えると苦手分野にあたり、「軽く確認だけ」という風にはいきませんでした。 またこの時期、『速攻!まるごと経済学』を買いました。内容は『スーパー〜』とほとんど同じで、詳しい解説が欲しい時に参照しました。 地方上級では経済を数問選択しました。根本的な理解を持って、自信を持って解答できるものは多くありませんでしたが、それでも正答率は悪くなかったと思います(埼玉上級は問題回収の為正答率不明)。 4.経済原論勉強「体験」の感想 経済原論に関しては反省点がいくつかあります。まず、マンネリに陥ったまま、さしたる対策をせずにいたことです。マンネリ「のような状態」に陥っているという思いはずっとありました。ただ、それが経済原論が苦手ゆえに起きてしまっているのか、それ以外に原因があったかという所まで頭はまわりませんでした。「『スーパー過去問ゼミ』さえ完璧にできれば」という思いがありましたが、その「完璧にできる」為の方法を「ただ繰り返しやる」という点に見出したのがまずかったようです。『スーパー過去問ゼミ』さえ繰り返していれば、いつかトンネルを抜けると信じていました。 マンネリは平坦な勉強をもたらしました。それは意欲の減退を伴って、悪循環になっていました。経済原論の中でも得意な分野と苦手な分野というのをもっと意識していれば、「メリハリ」がついたことだろうと思います。 また、マンネリとも関係しますが、模試という形での演習をもっとやっておけばよかったという気があります。 5月の模試は非常にいい刺激になりました。それまでは「絶対解けない」という気がしていたのですが、いくつか解けたことで希望がでてきました。これがもっと早くにあったら…という気はします。 ただ、5月の模試の復習で思ったのですが、自分には『スーパー過去問ゼミ』の解説しかわからないようです。LECの解説は自分には難しく感じました。なので、もっと早く模試を受けていたら飛躍できたかというと、大きな疑問符がつきます。「もし〜だったら、上手くいっていた」というのは、どこまでいっても推測の域をでません。もっと言えば、むしろ今以上に悪い可能性だってあるのです。 さてプラス面を一つだけ。 『スーパー過去問ゼミ』をひたすら繰り返す作業は、なんとなくドリルに近いものがありましたが、5月で一応の結果が出たように、よかったようです。そういった意味で、完全な理解をもって問題演習にあたるという方法以外に、小学校の時の漢字ドリルまたは計算ドリルよろしく、正しい解法で問題を解く「訓練」のようなものも勉強の上で効果があるようです。 なので、経済原論の勉強「体験」を総括すると、「根本的な理解が難しいが為にドリル的に正しい解法で演習していく方法はよかった。けれど、その成果を確認すべき模試をあまり受けず、それが意欲の減退を呼んで、勉強自体が苦痛なものに変わってしまった」といった所でしょうか。 ということで、「模試は受ける価値がある。マンネリ打破につながる可能性があるからだ」と結論づけておきます。 |