「ほっと一息」について

 このページでは「息抜き」と「休憩」について考えてみます。今回は箇条書き調です。

1.勉強ばかりするのはよくない?

 勉強ばかりすることは効率の面であまりよくない気がします。しかし、問題は「勉強ばかりする」の「ばかり」というのは何処からかということです。それまで学習習慣が全く出来ていなかった人間にとっては一日3時間程度でも精一杯です。しかし、普通に公務員試験合格を目指すなら最初から直前まで3時間で通すというのは難しいと思います。

 「ばかり」について、最後は「人それぞれ」で決着がつくのですが、自分について考える時は、自分の限界と思えるところの少し先ぐらいに「ばかり」を設定するのがよいです。筆者の場合、高校大学を通じて勉強の習慣はありませんでした。しかし、公務員試験勉強をするにあたって、「とりあえず机に座りつづける」ということを日課としました。机はそんなに広くなく、本棚まで遠いため、目の前には公務員試験に関係があるものしかない状態で数週間過ごしました。その結果、机に座りつづけることにも大分慣れ、とにかく机につく習慣はできたと思います。

 今日、根性主義的なものは流行らないと思います。机にかじりついてあくせく勉強するのはカッコ悪いです。しかし、よりスマートにと考え、「科学的にこうすればいい。根性主義なんて時代錯誤だ」と固い頭でいると、自分の限界を見誤りかねません。もう一度自分の「ばかり」を見直す必要があるでしょう。

2.スランプにはバットを振りつづける

 野球選手の中には、スランプの時こそバットを振りつづけるという人がいます。

 同様に、勉強のスランプでも、やり方を工夫しつつ勉強は続けた方がいいと思います。「スランプの時には気分転換に勉強から全く離れる」というやり方もありますが、その方法で今までうまくいったことのない人には特にオススメです。

 勉強でも何でも、好調時の調子を自分の通常の調子と思い込んでしまうことがあります。つまり、本当は絶好調で自分の力以上だったものを、自分のいつもの力と思い込んでしまうのです。その結果、絶好調よりも劣る自分の調子を「不調」「スランプ」と判断し、「うまくいかない」とストレスを溜め込んで効率を落としてしまいます。

 好調の時間というのは長くはありません。通常の調子と不調、それぞれと同じくらいの長さです。それなのに「今俺は調子が良くないから、気分転換をはかろう」と普通調子時に勉強しないというのは貴重な勉強時間を無駄にしています。絶不調時は仕方がないとしてもです。

 自分が通常の調子だと感じなくても勉強をしましょう。気分転換が失敗した場合、後に残るのは後悔だけです。

3.「気分転換しなくては」という疲れ

 人間の集中力は1時間半が限界らしいです。そして休憩をするわけですが、休憩時間に「気分転換しなくては」と気負う必要はないと思います。

 昔学校で「休み」についての教材がありました。その中で「レスト」と「レジャー」の違いというのがありました。「レスト」とは休むことを表します。積極的に何かをしようとしない状態です。一方の「レジャー」は、例えば休みの日に海に行ったり遊園地に行ったりするようなことをさします。日本人の話だったと思うのですが、日本人は休日を「レスト」ではなく「レジャー」に使っているということでした。休みがあると「この余暇で積極的に何かしなくては」と思ってしまうのです。

 英語の原義は「rest」が「休み」、「leisure」が「暇」なのであまり差がないような気がします(英語が苦手なのでそんな気が…)。確か教科書には「レスト」「レジャー」と書いてあったような気がしたんですが…。

 休みを休みたらしめるのに、必ずしも気分転換に趣味をする必要はありません。ぼーっと外を眺めているだけでも十分休みになります。そうしないと、せっかく休みと設定しているのに消化不良な感じがしてストレスがたまってしまいます。

 日本人の勤勉さは結構なことですが、たまにはゆっくり休んだほうだいいです。しかし、「ゆっくり休まなくては」という強迫観念は持ってはいけません。しかししかし、「『ゆっくり休まなくては』という強迫観念を持たないようにしよう」という脅迫観念を持ってもいけません。しかししかししかし…。

4.気分転換に向かないもの

 ゲームは向かないと思います。プレイステーションとかパソコンとかのゲームです。

 さて、なぜゲームが気分転換に向かないかというと、ゲームはやる気が起きなくても何時間でも続けられるからです。また勉強の辛さを忘れられると同時に、「勉強しなくては」という気分も忘れてしまうからです。暇つぶしにちょうどいい反面、大事な時間を潰すにも効果的です。

 こういった点から考えると、その他にも気分転換に向かないものはたくさんありそうです。「時間を忘れて没入できる」「続けることに苦労がほとんどいらない」ものは危険です。強い意志の力があればそのような条件があっても克服できるのでしょうが、どうせならそういったものは近づけない方がいいでしょう。


 
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